「220 復活の条件」 | GANTZlabo_nexststory blog

「220 復活の条件」

今週号の話…0219「3人目の生還者」
【とびら:】君は今日も この世界に居残りなんだね
「誰か・・・他に・・・生き返らせたい奴がいるか?」と訊ねる風。
「自由になんないのか?まだここに居たいのか?」
風、無言。タケシを一瞥。ほとんど、他のメンバーが気づかないタイミングで。
タケシ、無表情のまま風を見ている。風のココロ、タケシ知らず。
「ああ、俺はまだ ここにいる」
和泉が問う、「じゃあ新しい武器を選択すればいいだろう」
風、それには答えず、「玄野 、誰か生き返らせていいぞ 選んでくれ」
「!?」玄野もまた、風のココロ分からず。
「なんで・・・」と桜井も疑問。
師匠、「戦いが好きなんだろ・・・」と答えている。
つまり誰も、風の心を理解しない。

「3番」呟くように風がいう。
「玄野、誰か選んでくれ」
「いいのか?」
「ああ・・・」
玄野、静かに考える。
岸本のビジョンが二ページに渡り、四コマ。
帰る場所がなくて玄野のアパートの扉の前で待つ岸本。
その横顔のアップ
素肌に学ランを羽織った岸本。
GANTZスーツを着用した岸本。
次の二ページには、ララねえさん=桜ヶ丘聖が三コマ。
玄野に胸キュンした、聖。
セックス中の聖のワンショット
「ねえわたしたち付き合わない?」といっている仏像ミッション中の聖嬢。
いずれも玄野の視点で描かれており、玄野の記憶の断片であることが分かる。

苦悩する玄野、出てきた言葉は、「き・・・・・・・」
しかしその言葉は飲み込まれる。
玄野、加藤を振り返るようにして、汗まで流して、悩んでいる。眉間に皺。
そして、肩の力を抜いたような玄野、「決めたよ・・・」「じゃあ」
次の一コマ、GANTZ部屋を屋外から見たのショット。(初) 「ケイちゃん!?」戸惑う加藤の声。「いいんだ」と玄野の声。「なんで・・・!?」多分、加藤のセリフ。
ローディングしているGANTZ。ジジジジ。
頭露出。
目、露出。眉間にしわ寄せたその顔は、西。
【あおり:この小憎たらしい目つきといえば・・・!?】

今回のポイントとか
●玄野が岸本を選択しなかった理由は、加藤の存在ゆえ。加藤への嫉妬心が晴れない玄野、そう簡単に人の心は割り切れぬもの。
●玄野が聖を選択しなかった理由は、、、名前を知らなかったため。。。というのはまあ、ウソ。加藤は聖と玄野が「つきあう」ということを知っている。その加藤に、多恵の存在を知られることがイヤだったんだろう。他人から見たら「とりあえず多恵」と見られてしまうだろうから。多恵ちゃん、ごめん。
●だからといって西。西はカタストロフィを理解しており、西よ、HPの続きを書け。という心境なのだろう。まぁ、戦力にもなるし。
●玄野の言いかけた、「き」。おそらく、岸本。

次回の予想→「220 復活の条件」
西の時間は、田中星人の口が自分に向けて開かれた瞬間で止まっており。その第一声は、「ぎゃ」。
他メンバーは、シーン。
玄野は、読者向けに西の最期を想起しており、川の中、「助けろ」命令しつつ逃げ惑う西の姿。「ママ、ママ」と痛がる西の姿。族を射殺した西の顔など。
西は、「ぎゃ」と言ったあと、GANTZ部屋に気づき、皆と対峙。
メンバーが違う、ことに気がついた西。加藤、玄野の姿を認める。
「他のメンバーは?」
「・・・死んだ」と答える玄野。
西は、GANTZ画面の自分の得点・・・0点に気がつく。
「?」、「・・・俺は、死んで、生き返ったのか?」
「・・・そうだ」
西、礼も言わず、「ちッ、また0点からかよ」と毒づく。
「おい、お前、言うことねえのか」と桜井が。
「この人の好意で生き返ったんだぞ」と桜井は風を指差す。風、無言。
「・・・・が。」と西は小声で。
「はぁ? なんだと?」桜井、マジ切れ寸前。
「偽善者だと言ってるんだ」「何かワケがあって俺を復活させたんだろ?」
桜井、殴りかからんとする勢いだが、玄野が静止。
「そうだ。その通りだ。聞きたいことがある」、と。
「ほらな。」と西。桜井、ギリギリギリギリ。
西、玄野、向き合う。一瞬の間。
そしてGANTZは玄野の画面。
玄野、200点。
「玄野くん、自由に・・・・。」レイカ、期待するようなしないような、表情。
玄野、目をつぶり、沈思黙考。
「西・・・」
「カトストロフィって何だ?」
西、不敵な笑い。
「やっぱりソレか。」
他、メンバー、黙って聞いている。
「お前のホームページに書いてあった。」
和泉、やや反応。「!」
西、応じる。「お前、あれから何回ミッションをこなした?」「200点とってるんだから、気づいているハズだ。」「GANTZがやってることを」
他、メンバーの各ショット。
「ガチャリ」玄野がXガン構える。
「いい加減な返答は許さない」「お前を殺すも生かすも気にかけない」
西は、「マジかよ。」と汗。

以後の予想
カタストロフィは世界が破滅の方向に進むと玄野は予想している。破滅に進むならば多恵を守ることができない。カタストロフィを避ける方策があるのなら、この場に留まって強い武器を手に取り、闘うことを玄野は選択するだろう。それは世界のため、というよりも多恵と自分のため。
ところが西の思考は相変わらず自己中心だから、玄野というライバルがいたら自分にまわる点数が減るんじゃないかと考えており、玄野がこの場にとどまることを回避するようにするだろう。
だから西はウソをつく、「あれは俺のたわ言だ」と。しかし玄野もそれを信じるほど場数を踏んでいない。他メンバーも今回のミッションは何か異様だと気がついているから俄かに信じない。
GANTZの存在意義はカタストロフィの出現を演出することと、その収拾をつけること。少数派はやがて多数派になる。旧勢力は少数派になる。少数派はハンティングされる方になる。カタストロフィは繰り返される。