「202 人質」 | GANTZlabo_nexststory blog

「202 人質」

今週号の話…0201「殺人嘔吐」
【とびら:キミの背中越しになら キボウも見える気がするよ】
「はッ はいッた」「こいつの中に入ったのかッ?」と皆、ビックリ。
「ぐッ うッ」侵入されたサラリーマンは苦しげな顔。息ができぬ様子。
「むむッ」「むッ」苦しみ、前のめりに倒れる。
「あッ」「死んだ」と稲葉云い。
「どうする今のうちに撃ッた方が」と稲葉興奮。「中にアイツがいるんだろ!!」と稲葉先導。
「ちょちょっと」と手を上げてとめたのは死んだように思われたサラリーマン。
「大丈夫、大丈夫だから」「ちょっとさっき苦しかったけど」
「さっきのヤツまだおまえの中だぞッ」と言われて、
「あ、そっか どうしよう」と皆を見ると、稲葉はXライフルを構えており。
「あッ 撃たないでくれよ どうもないんだからッ」と慌てており。
レイカ、窮余の策を提案。「吐いてみて」「のどに」「指をつっこんで」
サラリーマン、云われるまま指をつっこみ「えッおえッ」と必死の嘔吐。
「おッえ 吐きそう」「吐きそう」「おッ えッ」
「吐き出せ」「がんばッてッ」「吐け」と応援する他メンバー。
が、サラリーマンの背中が大きく膨らむ。「グググググ」
次の瞬間、「バカッ」と背中が破裂。
そこには「ブブ」「ブブ」と大きめなカラスほどのハエがいる。
「ブブブブブ」とハエは飛翔。慌ておののくメンバーたち。
ギョーン ギョーンとするが、当たらず、ハエ急降下し、メンバーに襲い掛かる。
レイカ、稲葉のそばをかすめ、もう一人のサラリーマンの顔に「グッ」と止まる。
「ズルッ」と彼の耳の穴から侵入。「がアッ」「アッ」と抵抗する間もなくハエは耳の穴に姿を消す。
エゴイスト稲葉は「撃つか 撃つぞッ」と彼にXライフルを向けている。
「ちょっと撃たないでッ」と手を上げるも、腹が膨張。
今度は象が姿を現す。「ドンッ」
象はレイカと稲葉を凝視している。
「おッ おい」「え?」
象は突進。「わッあァッ」稲葉は避けて逃走状態。
レイカはギョンギョンするが「肉風船」を膨らませるのみ。
暴走する象に周囲の人々も「きゃああああああ」と悲鳴を上げる。
ピンチ、レイカ、(落ち着いて)(なんか倒せる方法が・・・)(玄野クン こんなとき玄野クンなら)
小さなコマに玄野らしき人影。欄干に立っている。そばにはおっちゃん。
次の見開きは、玄野が象の首をブレードで斬るシーン。
地に伏す象。首がゴロゴロと転がる間に象だったそれは星人の首に戻っている。
「時間がない!!」「あと2ヵ所だ」と短い玄野のセリフ。おっちゃん、玄野、レイカは勝利の微笑みなし。
【あおり:なし】⇒次号は巻頭カラー

今回のポイントとか
●「時間がない」「あと2ヵ所だ」と省略された玄野のセリフはタイムリミットが迫る緊迫感を演出している。
●ハエが体内にいたらいやだ。「ブブブ」という羽音がいやだ。耳元をかすめたらイヤだ。あの大きさがイヤだ。グロテスクを作者はよく捉えている。
●象にも首があるんだな。
●一瞬で起死回生。ヒロインの危機を救う。主人公の特権。
●この時点での生存者。レイカ、玄野、おっちゃん、稲葉。【多分生存】和泉、師匠、風、タケシ、レイプ女性、パンダ【死亡者】サラリーマン全員、桜井、レイパー二人

次回の予想→「202 人質」
「・・・玄野クン・・・」
玄野から少し離れてレイカは玄野を見つめている。
稲葉は疑わしげにXライフルの銃口を玄野から外していない。
「どーしたのよ」雰囲気を察したおっちゃんがレイカと稲葉に。
「ッテいうか・・・お前、ホンモノか?」と稲葉はストレートに聞く。
玄野、わけわらず。「はぁ?」と。
レイカ、いきなり玄野の肩に手を置く。
「はぁ? 何?何?」元童貞少年玄人童貞玄野は顔を赤らめ。
レイカその様を観察し、「くすくす」と「やっぱ玄野クンだ」と。
「?」「?」おっちゃん、玄野、わけわからず。和泉はなおも疑いの眼でXライフル下ろさずジロジロと玄野を眺めている。

和泉。レーダーをとりだしている。
「ここらだが・・・。」
上を見る、左右を見る。通りを行く人々がいる。
和泉が目を止めたのは和泉の「彼女」。
「!」・・・なんでここに?
一瞬うろたえる和泉であるが、ここは戦場。「星人か?化けてるのか?」
ブレードを握りなおす。
その瞬間、和泉の背後に現れたのはバンパイヤの一人。
和泉、それに気がつかず一瞬のうちに羽交い絞めにされる。
和泉、抵抗しようとブレードを振り回そうとした瞬間、バンパイヤの一人が囁く。
「待て。動くな。お前の女が偶然ここに現れたとでも?」
「!」
「お連れしたのさ。リョウコ、、、だったっけか?」
「・・・・・・」和泉、ほとんど表情を変えない。
「殺しはしない。お前のことは」「彼女、の方は、、お前次第だ」
「・・・・・・」
和泉、変わらず無言で涼子の方を見ると、涼子の脇にはキンパツバンパイヤらが佇んでいる。キンパツは相変わらずタバコを吸っている。タバコの煙がたなびいている。

タケシ、空を見上げている。空に異物。だんだん大きくなってくる。
「あッ」
風、同様に空を見上げる。「なんじゃあ ありゃ」
以後の予想
●うーん、新たな敵との遭遇を予想するのは至難を極める。二体の星人の能力は「電気」「氷」「空中」「水」「サイコキネキス」「透明」「超硬い」「テレポーテーション」「知能」「考えを読む」「時空を操る」、、、どれか当たってるか?
●玄野たちは二手に分かれる、、、のか?
●吸血鬼は手を出さぬ、はずだったのに。彼らの意図は捕捉??? 俺もわからん。
●タケシが見たのはグライダーのような怪鳥のような星人。残りのラスボスじゃないほうは首が長かったから、鳥系と。 ガンツタイトル