197「転位模倣」 | GANTZlabo_nexststory blog

197「転位模倣」

今週号の話…0196「転位」
【とびら:いつも笑顔で? 笑みながら死ぬと言うの?】
桜井に纏いつく灼熱の業火。桜井は何とか逃げようとするが、「息がッ はあッ」
炎の幹部!は非道にもとどめとばかりに炎を「ゴオッ」と投げ、桜井は火達磨に。

おそらく同時刻、桜井の家。トンコツが桜井家玄関先を訪ねており桜井母が対応。
「ごめんなさい約束してたの?」「弘斗どこ行ったのかしら」「どーしましょ ケータイもでないし」
トンコツは「あ じゃあ また 明日 来ます」「ありがとうございます」と言うが少しくブルー顔。

その前日(たぶん)、をトンコツは回想。
「好きなコ いるの?」とトンコツに尋問され桜井、
「いや・・そーゆうわけじゃ」と
「あたしとか」「恋愛対象になんない?」とトンコツ、さらに追い討ち。
「いや そーじゃなくて」桜井顔を赤らめつつ、「俺 いつ死ぬか わかんない  から」
「!? 何? 何それ」とトンコツ、悲しげな表情さえ浮かべる。
「あッ」「いや 何言ってんだ俺」と桜井は言いつくろうも、いなされた女心。沈痛な面持ち。
それに気づいたのか桜井は「あ 明日!!」「明日返事するから  ごめんね」
too late といったエピソード。

桜井は公園内の池に飛び込む。
水に沈む桜井。炎は水の中でさえ鎮火せずスーツを燃やしている。

炎の幹部は師匠と対決。
師匠、回りこみながら四発Xライフルをギョーン。
が、幹部ことごとく避け、逆に炎は地を這い、師匠は「がァッ」「くッそッ」と火達磨に。
地に倒れる師匠。
炎の幹部は空中にジャンプ。するや、無数の火の玉を桜井が潜る池に放つ。
「ボアアアアッ」と池は炎上。さらに数十の火の玉を放り投げ、「ゴオオオオオッ」と池。
炎の幹部、勝利を確信、池に背を向け「あと一匹」と立ち去ろうとしたが、池の端に脚が見える。
「!?」
桜井、復活。
「もう火はムダだ」「火の防ぎ方は」「もうわかッた!!」と言い放つ。
「なんだ? 何を言ってんだ」と幹部は言うも
「俺は帰る!! 帰んなきゃなんないんだッ」さりげなく桜井は鼻血。
でも幹部はかまわず炎を連射。
桜井、シールドを発生させ炎の玉を回避しつつXライフルを三発。
幹部に当たらず?桜井はXライフルを捨ててシールドを発生させながら前進。
そしてスキャン。
幹部の脳を透視。(脳がある)(なら)(血管を切って!!)
ッテところで幹部の頭部が火に包まれる。(ボオッ)
「オオオッ」と瞬く間に上半身が炎に包まれ、跡形もなく、「消えたッ?」
地に這う師匠がアドバイス。「桜井ッ だめだッ」「逃げろッ」
が、若き桜井、「いや!!」「こいつは俺がッ!!」
桜井の足元、炎が立ち、レンガ敷きの地面から幹部が姿を現す。
桜井の背後をとった幹部、自ら炎を発し桜井の首を締め上げやうとしている。


【あおり:捕まった桜井---!!】

今回のポイントとか
●タイトルの「転位」
1 位置が変わること。また、位置を変えること。
2 固体の結晶内部で線状に起きる、一連の原子の位置ずれ。
3 分子内で二個の原子または原子団がその位置を取り換えること。
4 《displacement》精神分析の用語。ある対象に向けられていた感情が、本来の対象から他のものに置き換えられること。置き換え。

といったあたりだが、どの現象を指しているのか。
炎の幹部が姿を消したのは、すげえスキル。さすが宇宙人と思う。
●にしても、炎の幹部、炎を使いすぎ。桜井に「火はムダ」と叱られながらも省みない。
●あれだけ業火に包まれながらも桜井の頭髪が無事なのはガンツスーツのおかげ、と解釈。レイパーが黒こげにされながらも眼鏡、ヒゲが原型を留めていたのも同様の理由、と解釈。眼鏡??にもガンツスーツのパワーが?? いやいや、眼鏡なかったら誰の死体だかわからなくなるから、と納得。
●異性を想う気持ちは死よりも、死の恐怖よりも強し。桜井が生還し、トンコツと愛の炎を燃やすシーンに期待。
●積極的にコクル女性。三人目。漫画の王道。
●王道といえば、やられっぱなしで、復活し敵をびびらした後に一気に危機、というパターン。大逆転の手は何か?

次回の予想→0197「転位模倣」
「くッ」炎幹部から逃れようともがく桜井だが、敵も豪腕、逃れられない。
「師匠!」桜井、呼ぶ。
師匠、立ち上がり幹部の頭部をスキャンする。
が、桜井の姿と重なり狙いが定まらない。
「だめだ、もっと近寄らないと」
桜井の脳裏にトンコツ、トンコツとの約束事。
それを振り切るかのように、「師匠!」桜井が叫ぶ、
「転位銃で・・・」
師匠、ホルスターにあるYガンに目をやる。
(こいつで・・・?)
「だめだ。お前も送っちまう!」
「師匠、、いいから!」「100点、とったら戻してくれ!」
桜井の懇願。リセット有の人生設計。
ためらう師匠。しかしちゃっかりYガンを構えている。
幹部がガンツスーツを破壊しようと指をスーツの丸いアレに押し付けている。
「早く!」桜井懇願。

風。ばったばったとイカを倒しタケシはうっとり。
とりあえずやっつけたところでtake a breath, kiss of life.
「敵は?」とレーダ覗くとやたら増えてる。
「きりがなかぁ」と博多弁。
ところにラスボス登場。静かに。
一目見て、相手の実力を把握する風。
「こらぁ 勝てんかも」「しかしソレは関係なか」(みたいな博多弁)
「ほおお、力持ちか。」「じゃあ、そのつもりでいくか」
とラスボス。みるみる姿が変異。変異する様をみているタケシ。
タケシの顔に巨大化しつつあるラスボスの影がかぶる。タケシ、やっとのことで「きんにくらいだー」と。
肥大化する上半身。筋肉がむき出しになりグロテスク。背中には羽。デビルマンのよう。

稲葉の逃げ込んだ先はサンシャイン60
エレベータは長蛇の列。
稲葉振り向けば、幹部、らしいヤツの姿が。
稲葉は慌てて割り込み、
「なんだ?今、透明なヤツが?」「??」周囲は訝る。
稲葉、後ろを振り向き振り向き、エレベータの表示数字を見ながら、「早く来い早く、早く、」と祈願。
幹部、らしき人物がすぐそこに、ッテところで何とかエレベータに乗れた稲葉。
閉じる扉、向こう側に幹部、らしきヤツは置き去りに。
「ふううう」ため息をつく稲葉。
息を吹きかけられ不審気に周囲を見渡すOL。「おめえ、うぜえんだよ」
痴漢扱いされた若者。下を向いている。稲葉の付近。
「何とかいえよ、このヘンタイ」と言われても下を。
「?」という顔の稲葉。
ちょっと離れた場所でも女性が声を出す。「なぁにこの手?」
女性、自分の腰に当てられたナニカを見ると、イカの手。
「きゃあああああああああ」と声を立てるも イカの手に頭部をつかまれ潰される。
パニックになるエレベータ内。
稲葉「!」「うわああああああああああ」稲葉の悲鳴。
痴漢扱いされた若者、みるみる星人に変化。
稲葉の顔のアップ。額に汗。
「ぎょーん、ぎょーん」「ああああ」「ぎゃああああ」とエレベータさらにパニック。稲葉の顔に返り血。エレベータを停止させる者がおり、停止するエレベータ。

以後の予想
●風は死亡。しかし弱点を見つける。しかしそれを皆に伝えることができない。タケシは弱点を知ったが皆に話しても相手にされず。
●タケシ捕獲され、風は満足に戦えないなぶりものになる。しかし耐えて耐えて・・・。タケシ、力を発揮しスキをみて逃げ出す。
●電車の中のトンコツ。死体。池袋のニュース。「死ぬかもしれないし」。そして通じない桜井のケータイ。「エスパーったって予言者じゃないんだから」という桜井のセリフ。トンコツ、不安な予感を胸に池袋に向かう。桜井はトンコツを見る。トンコツには桜井が見えない。瀕死の桜井、周波数をいじれない。桜井のラストワード、、読者に届くがトンコツには聞こえない。二人を別つ、生死の淵。ガンツタイトル